私が5年以上愛用しているDiorの口紅。発色が良いのでブランドコスメの中でも人気がありますよね!
ただ、いま使用している方でも、BAさんに勧められた商品を何気なく使っているという人もいるのではないでしょうか。
ラインナップとその特徴を知ると、購入する時に、BAさんに的確に要望を伝えられますよ。
今回は
- Diorの口紅の色展開がよくわからない
- シリーズ毎の特徴を知りたい
- 唇の悩みから、どの口紅を選べばよいか知りたい
という方に、写真付きでご紹介します。
ディオールの口紅 基本事項
ラインナップは大きく分けると3つ
ディオールの口紅は、下地、繰り出し式の口紅、チップで塗る系のグロスの3種類があります。今回は繰り出し式の口紅をご紹介します。
口紅は大きくわけて3種類のラインナップがあります。
マット系のルージュディオール
どの色を選んでも、16時間持続する心地よさで唇を美しく彩るルージュ ディオール。アイコニックな赤、鮮やかなコーラル、情熱的なピンク、ロマンティックなローズウッド、そして意外性溢れる究極なマット シェードが揃った華やかなカラー パレット。
ここから派生して、ウルトラルージュやルージュディオールダブルといったシリーズがあります。 季節によってはさらに派生したシリーズがでたりルージュディオールとして出る限定色もあります。
グロスに近い潤いを持つアディクト
魔法のように全てを叶える、ジェル トップコート リップスティック。ジェルとリップ カラーが唇の上で溶け合い、輝き・ボリューム・うるおい・心地よさが瞬く間にブースト。どこまでもソフトなテクスチャーが唇の上をなめらかに滑り、簡単に美しい仕上がりを実現。新しいアディクト ガールは自らの運命を掴み取る自信に満ちた、ポジティブな女性。
グロスを固めて繰り出し式にしたような、潤いと柔らかさのある口紅です。個人的には「好き」。何なら全色そろえたい…。
正直なところ、アディクトシリーズはグロスのイメージが強いのですが、でも繰り出し式だから口紅と呼ばせてもらっています。
ルージュディオリフィック
伝説的なオートクチュール リップスティック、ディオフィリック。 究極の贅沢というディオールの精神を、ジュエリーのように美しいゴールド ケースで包みました。リッチなテクスチャーと鮮やかな発色がずっと続く口紅です。
昔ながらのDiorの口紅で、独特の香りがあります。カウンターでお試ししたことはあるのですが、化粧ポーチの中でかさばるので持っていません。またカラー展開が現在2色しかないので、今回のご紹介からは外します。
愛用暦5年以上の私が考える、お悩み別シリーズの使い分け
ルージュディオール
もともとの唇の色が濃いめだったり、くすみが強くて口紅はカバー力を重視したいとい
う方におすすめです。
カバー力と言っても、赤系だけでなくヌーディーなカラーもありますし、色展開が豊富なので似合う1本が必ず見つかります。
リップブラシを使わなくても綺麗に発色してくれるので、朝にチャチャっと塗っても大丈夫です。唇の形もこれで調整できますよ。
ただ、普段は軽めの口紅を使っている人にとっては、塗った時に「重さ」や「粒感」を感じるかもしれません。
慣れた私でも、週末をアディクトリップグロウで過ごして、月曜日にルージュディオール系を塗ると、「重っ…」と感じるときがあります。
また密着感のある口紅なので、唇荒れしやすい方はお肌のコンディションによっては向かない時があるかもしれません。そのような時はサンプルやカウンターでお試ししてからの方が良いと思います。
なお、公式では「16時間持続」ということですが、ランチを食べたり、おやつを食べると・・・「それなり」です汗
サンプル1 シェリー(青ベースの色)
上:単色使い
青みのあるピンクです。いわゆるイエベ肌のわたしが付けるとやや浮きします。でも、似合う色の口紅を探すと、いつもオレンジベースの口紅になってしまい飽きてしまったので、どうしても「ザ・ピンク」でマットな口紅が欲しかったんです。
下:アディクト リップグロウの重ね塗り
アディクトリップグロウを下地に塗ってから重ねると、潤いがあって深みのある赤色になります。「ザ・ピンク」な気分で口紅を塗りたい時には、この組み合わせで使っています。
サンプル2ホワイノット(オレンジベースの色)
上:単色使い
オレンジベースで、かなりマットな色です。単色で使用してもわたしには合う色なのですが、使う人を選ぶ色かもしれません。そして難点は「ご飯を食べたりして口紅が落ち始めると、ナポリタンスパゲッティを口の周りにつけた人みたいに見える」ということ。 主人に指摘されて以降、そうとしか思えなくなりました…(困)
下:重ね塗り
アディクトリップグロウの上に重ねると、マットな質感から「潤いのあるオレンジ」に変化するので、光をまとってさらに綺麗に見えます。そして口紅が落ち始めた時は、オレンジが落ちても下地のリップグロウが踏ん張ってくれるので、「ふつうに口紅が落ちている人」レベルになれます。少なくともナポリタンスパゲッティだとは思われないはず(笑)
血色が悪くなる冬におすすめの裏技
ディオールの口紅のすごさは、カラー同士を重ねても綺麗に発色するということ。実は上で紹介した「ホワイノット」を下地に塗って、「シェリー」を重ねて塗ることもできます。
私は血色の悪い冬には、このホワイノット+シェリーを愛用しています。
アディクト
潤いと軽さを求めるならこちら!特に春や夏におすすめ。
口紅本体の色は濃いのに、実際に塗ると優しい色に変わるものが多くておもしろいですよ。
テクスチャーは柔らかめで、潤いがあるので唇荒れする人でも比較的気軽に使えると思います。
ルージュディオールほどの色味補正効果はないので、唇の色ムラをカバーする力は弱めです。
サンプル3 ミュティヌ
(ゴメンナサイ…写真を誤って消してしまったので再度撮影準備中!)
上:単色使い
上の口紅本体の色を見ると、真っ赤すぎて塗るのに勇気がいりそう。
でも、意外や意外、唇に塗ると血色よいピンクに変化します。
グロスを使っていないのに、これほどウルウルしてくれると気分も楽しくなります。
私は口紅の上からグロスを使いたい派なのですが、子供を抱っこしたときに唇をつかまれて子供の手も私の顔もグロスでドロドロになったので、今は使っていません。でもこれがあればグロスに近い潤い効果があるので、グロスを諦めていた方にもお勧めです!
下:重ね塗り
リップグロウと重ねても、正直、ルージュディオールほどの変化は見られません。がんばって写真を撮り比べてみましたが、上手に変化を魅せられませんでした…。
もしリップグロウをオレンジベースの色にしたり、パールが入っているものに変えればまた印象が違ってくると思います。
まとめ
- 唇の色をカバーしたい人⇒ルージュディオール
- 唇の形をカバーしたい人⇒ルージュディオール
- 唇が荒れやすい人⇒ディオールアディクト
- 唇の縦ジワが気になる人⇒アディクトリップグロウを下地に使えば何でも◎
- グロスを使いたいけど、口紅にせざるを得ない人⇒ディオールアディクト
以上、ディオール愛用暦5年以上の私が、唇のお悩み別に口紅をご紹介しました。
口紅って毎日使う物なので、発色だけでなく肌なじみも重視したいですよね。
かく言う私も、オススメされるままにカウンターでの1回のお試しで買って、後から「なんだか違うな…」と思ったことが何度かあります。
後からシリーズ別の特性を知って「そうか!『アディクトの中で、こんな色をください』って、指定すればよかったんだ!」と気づきました。
ぜひ、口紅選びの参考にしてくださいね。